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訴訟と和解

2014年12月25日

訴訟と和解

 

私が、京都弁護士会に登録して1,2年目の新米弁護士のころ、ある依頼者から「弁護士は、訴訟でよく和解するが、あれは、弁護士同士の談合ではないか。あなたは、勝訴を勝ち取る弁護士になって欲しい」と、言われたことがあります。

 

つまり、安易な和解をせず、あくまで依頼者の利益のために働いて欲しいと言うことでしょう。私は、それを聞いてその通りだと思いました。

 

その後、努力しました。弁護士に才能はいりません。結局、仕事というのは、がんばるかがんばらないかだけです。

 

原告の勝訴率は、平均して7割くらいでしょうか。私の感覚で言うと、毎日のように裁判所に行き、充実した活動をしている弁護士の勝訴率は7〜8割くらいだと思います。ですから、敗訴したときの印象が残るくらいです。

 

ところが、訴訟は時間がかかります。裁判所も努力され以前よりは審理は迅速になっています。しかし、訴訟になる事案はビジネスライクなものは除き複雑なものが多いので、早くと言っても限界があります。拙速は最悪です。

 

更に、負けた方は控訴します。そうすると、また、時間がかかります。離婚のように、判決自体で終局を迎えるものはいいのですが、債権回収や建物明渡のように強制執行しなければならないものは、更に時間がかかります。そういう意味で、訴訟手続はわれわれの持っている、経済観念からかけ離れているのかもしれません。

 

私は、このような事情から、訴訟で白黒をはっきりつけることが、必ずしも依頼者の利益になるとは思えなくなりました。最終的には和解で話し合いをつけ、任意に支払わせる、自らの意思で明け渡させる、この方が依頼者にとってはメリットです。しかし、訴訟は談合ではありません。良い和解にするために、相手を押し込んでいるのです。それが訴訟活動です。

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